日中はまだ暑さが残りますが、朝夕の風は秋の気配を感じさせるようになりました。
『秋』といえば芸術の秋・読書の秋・スポーツの秋と言われます。いろいろな秋を満喫しましょう。
また、秋は食欲の秋とも言われるように食欲もぐんとアップ!!
子どもたちの好き嫌いをなくすいい機会かもしれません。
ご家庭でも秋に出る旬の味覚をお子さんと一緒に楽しんでくださいね。
『朝ご飯』が体に与える役割を教え、朝食の大切さや早寝早起きの習慣を教えます。
秋の彼岸に魔除けの効果のある『小豆』に当時高級な『砂糖』を使い、あんこにしてお餅につけ、先祖にお供えして邪気払いや願いを祈ったそうです。
※豆知識・・・春の彼岸は『ぼたもち』でこしあん。秋の彼岸は『おはぎ』で粒あん。
夏のおはぎは『夜船(よふね)』。冬のおはぎは『北窓(きたまど)』。
春夏秋冬で名前が違うオシャレなスイーツです。
麦飯カレーの日
9月13日、当園にて『麦飯カレーの日』として、麦飯カレーを提供します。
これは、宮崎市高岡町の偉人で『ビタミンの父』と言われる『高木兼寛(たかきかねひろ)』の功績を学ぼうと市内の保育園、小中学校で、高木兼寛が誕生した9月15日に(もしくは9月15日の週の中の1日)実施されます。
高木兼寛は、食事の改善によって『脚気』の予防に初めて成功した人物で、海軍軍医だった当時、カレー味のシチューに炒めた小麦粉でとろみをつけ、麦ごはんにかけた食事を提供することにより、難病とされていた『脚気』を予防することに成功しました。後に『脚気』の予防には、麦に多く含まれる『ビタミンB1』という栄養素が関係したことが発見されています。また、この食事が『カレーライス』の始まりだと言われています。
現在、『脚気』は少なくなっていますが、偏った食生活をしている若い人達の中に『脚気』または『脚気予備軍』の人たちが存在していることも事実です。『脚気』以外にも『ビタミンB1』が不足すると、身体がだるい、疲れやすいなどの症状も出ます。
『ビタミンB1』は、胚芽精米、玄米、豚肉、うなぎ、大豆、えんどう豆などに多く含まれているので、ご家庭でも、今回実施した『麦飯カレー』や『お味噌汁』、『納豆』などを食事に取り入れていただくと子どもたちの健康にも役立ってくれそうです。
※脚気とは・・・ビタミンB1が不足して起こる病気で、全身の倦怠感、食欲不振、足のむくみやしびれなどの症状があらわれる。当時は脚気で命を落とすこともあった。
高木兼寛(たかきかねひろ)
医学博士 海軍軍医総監
1849年(嘉永2年)9月15日(旧暦)に高岡町穆佐(むかさ)に生まれる。
1920年(大正9年)4月13日没。