日中はまだまだ暑い日が続いていますが、少しだけ朝晩涼しくなってきたようなそんな気がします。
秋の訪れを感じつつも残暑は厳しく、熱中症もまだまだ油断できません。
10月には運動会があり、それに向けての練習が始まってくると食欲が落ちたり、疲れが出やすくなったりするかと思いますので、睡眠時間はしっかりと確保させましょう!
食事には、【酸っぱいもの(梅干し・レモン・酢等)】を取り入れると疲労回復に効果的ですよ!
ぜひ、お試しください!
給食についてですが、当園で使っている白米には、『新玄』というビタミンが強化されたお米が入っており、精米の段階で失われるビタミンを補ってくれる働きをしてくれます。
お肉等は、ご家庭で食べる量より少ないかもしれませんが規定量になっていますのでご了承ください。
誕生会の際に保護者の皆さまに記入していただいているアンケートに「家では食べないものを園では食べてくれる」という文章をよく目にしますが不思議ですね~!
その反対もあるかもしれませんが、好きなものばかりでなく、色々なものを食べさせることが苦手なものを無くす手段だと思います。
ご家庭では子どもが喜ぶものばかりを作りがちになりますが、様々な食材を食べさせていただけると子どもたちの食欲も増してくるような、、、そんな気がします!
園では、お誕生会の際に子どもたちが喜びそうなメニューに加え、苦手かもしれないけれど、栄養たっぷりの旬の食材が入ったメニューを取り入れるようにしています!
その食体験が子どもたちの成長の糧になればと、給食室の職員一同常に考えております!!
お野菜の次は果物を折ってみましょう!8月はさくら組さん、9月はゆり組さんを対象にしています。
10月にはすみれ組さんも加わり、子どもたちと作った折り紙で食育を行います。
秋のお彼岸に食べるのが「おはぎ」、春のお彼岸に食べるのが「ぼたもち」です。
その季節に咲く花に由来した名前になっているようです。
あんこにも違いがあり、おはぎは粒あんで作られます。
小豆の赤い色には魔除けの効果があるとされ、ご先祖様にお供えして邪気ばらいを祈っていたと言われています。
園では、8日と29日に3時のおやつで提供します。
9月15日、当園にて『麦飯カレーの日』として、麦飯カレーを提供しました。
これは、宮崎市高岡町の偉人で『ビタミンの父』と言われる『高木兼寛(たかきかねひろ)』の功績を学ぼうと市内の保育園、小中学校で、高木兼寛が誕生した9月15日に(もしくは9月15日の週の中の1日)実施されました。
高木兼寛は、食事の改善によって『脚気』の予防に初めて成功した人物で、海軍軍医だった当時、カレー味のシチューに炒めた小麦粉でとろみをつけ、麦ごはんにかけた食事を提供することにより、難病とされていた『脚気』を予防することに成功しました。後に『脚気』の予防には、麦に多く含まれる『ビタミンB1』という栄養素が関係したことが発見されています。また、この食事が『カレーライス』の始まりだと言われています。
現在、『脚気』は少なくなっていますが、偏った食生活をしている若い人達の中に『脚気』または『脚気予備軍』の人たちが存在していることも事実です。『脚気』以外にも『ビタミンB1』が不足すると、身体がだるい、疲れやすいなどの症状も出ます。
『ビタミンB1』は、胚芽精米、玄米、豚肉、うなぎ、大豆、えんどう豆などに多く含まれているので、ご家庭でも、今回実施した『麦飯カレー』や『お味噌汁』、『納豆』などを食事に取り入れていただくと子どもたちの健康にも役立ってくれそうです。
※脚気とは・・・ビタミンB1が不足して起こる病気で、全身の倦怠感、食欲不振、足のむくみやしびれなどの症状があらわれる。当時は脚気で命を落とすこともあった。
高木兼寛(たかきかねひろ)
医学博士 海軍軍医総監
1849年(嘉永2年)9月15日(旧暦)に高岡町穆佐に生まれる。
1920年(大正9年)4月13日没。