給食だより

8月の食育「食中毒について知ろう!」&行事食「そうめん」

真夏の陽ざしがギラギラと照り付ける日が続いています。

熱中症を予防するためにも、日中の長い時間の外出はできるだけ避けて、水分をこまめにとるように心がけましょう。

また、暑い日が続くと夏バテを起こしやすくなります。

体温を下げる効果や、身体の調子を整える夏野菜などを上手に食事に取り入れ、暑い夏を乗り切りましょう。

 

今月の食育「食中毒について知ろう!」

食中毒とはどういうものかを教え、対策や予防法を考えます。

 

 

 

食中毒は細菌やウィルス、毒素が食品といっしょに体内に侵入し、腹痛、下痢、嘔吐、発熱などの症状を起こすことをいいます。

乳幼児は抵抗力が弱く、重症化することもあります。

食中毒の主な原因となる細菌は “じめじめ” した梅雨や気温の高い夏に繁殖しやすいので、この時期は特に注意が必要です。

味、匂いに変化はなく、気づかずに食べてしまった…ということもあるので、きちんと予防し、食中毒を起こさないよう注意しましょう。

 

 

 

今月の行事食「そうめん」

お盆にいただく精進料理の一つです。

精進料理では肉類を避けることから、「殺生をせずに心身を清める」という意味があるそうです。

 

 

夏バテ予防の食事

 

暑い日が続くと、体調を崩して夏バテを起こしやすくなります。
食事を通じて夏バテ予防を行いましょう。

 

夏バテ知らずの丈夫な身体を作る栄養素

  • たんぱく質(卵・肉・魚・大豆・牛乳)
  • ビタミンC(野菜・果物)
  • ビタミンB1(豚肉・レバー・枝豆・豆腐)
  • ミネラル(海藻・乳製品・レバー・夏野菜)

 

落ちた食欲を取り戻す味つけ

  • カレー粉→さまざまなスパイスで食欲増進
  • ショウガ→少し加えるだけで独特の風味に
  • 酢やレモンなどのクエン酸→後味がさっぱりして食べやすくなる

 

 

7月の食育「正しい姿勢で食べよう!」&行事食「七夕そうめん」

梅雨が明けると夏も本番となります。

子どもの大好きなプール開きの季節でもあります。

 

この時期は急に暑くなるために食欲が低下して水分ばかりを取りがちですが、プールは思った以上に体力を消耗します。

大好きなプールを楽しむためにも、心がけてあげたいのが十分な睡眠と朝食です。

 

夜も暑くなるのでエアコンを活用するなど暑さ対策をしっかり行い質の良い睡眠を確保し、

一日を元気よく過ごすためにも朝食をしっかり食べて暑い夏を乗り切りましょう。

 

今月の食育「正しい姿勢で食べよう!」

正しい姿勢で食べることの良いことと、正しくない姿勢で食べることの悪いことを実際に経験しながら、正しい姿勢で食べる習慣をつける。

 

 

 

今月の行事食「七夕そうめん」

7月7日は、「たなばた」です。彦星様と織姫様が天の川にかかるカササギの橋を渡り年に一度だけ会える日です。

七夕にそうめんを食べるのは、織姫の糸になぞり食べられるようになったといわれています。

園では、6日の給食で提供します。

 

 

朝ごはんを食べよう!

 

朝食は一日の生活のスタートです。

朝起きたときの身体はエネルギー不足で、体温も低い状態です。

朝ごはんを食べることで体温が上がり、眠っていた脳や身体にスイッチが入ります。

朝ごはんを食べないとぼーっとしてケガにつながったり、いらいらしたり、元気にあそぶことができません。

また、1回の量があまり多く食べられない子どもにとって、朝食は大切な栄養源。

お友達とたくさん活動できるように朝ごはんをしっかりと食べましょう!

 

6月の食育「虫歯のないピカピカの歯にしよう!」&行事食「あられ」

季節の変わり目で体力が落ちてくる梅雨の時期に入りました。

この時期は、菌が活発になりますので、食中毒に注意しましょう。

食中毒菌が増えても、食品の味や風味の変化に気づかずに食べてしまいがちです。

『食品をしっかり加熱』『できたらすぐに食べる』『冷蔵庫で保存する』などご家庭でも食品管理に気を付けてくださいね。

 

また、6月4日~10日は歯と口の健康習慣です。

虫歯予防のために、『カルシウム』が多く含まれる乳製品や小魚、カルシウム代謝を助ける『ビタミンD』が多いしいたけ、エナメル質を強化する『ビタミンA』の多い緑黄色野菜などを意識しながらバランスよく食べて歯を守りましょう。

 

今月の食育「虫歯のないピカピカの歯にしよう!」

歯の模型を使って、上手な歯磨きの仕方を教えます。

その後、実際に子どもたちに歯磨きをしてもらいます。

 

 

今月の行事食「あられ」

6月1日は『氷の朔日(ついたち)』と言われています。

宮中では、6月1日に『氷室の節会』という、氷室に保存しておいた氷を臣下に分け与えて食べる行事がありました。

この習慣は庶民にも広がりましたが、庶民の間では貴重な氷の代わりに鏡餅を割ってあられにし、行事を祝いました。

地域によっては、固い餅を食べることからこの行事を「歯固め」と称し、歯がますます丈夫になり長生きできるようにと祈願したそうです。

当園では2日にあられを提供します。

 

食中毒の予防法

 

●細菌をつけない

必ず手洗い。調理前だけでなく、生肉を触ったあとなどもこまめに!
生の肉や魚が、生で食べる野菜などに付着しないようにする。
 

●生鮮食品や残った食品はすぐに冷蔵庫(冷凍庫)へ

日の当たる場所や常温での保存はNG。清潔な容器やラップを使って冷蔵保存。
 

●加熱・消毒・殺菌

ほとんどの菌が過熱すると死滅するため、必ず過熱して食べる。特に肉や魚は十分に。
残った食品も再加熱する。ふきんや調理器具は、熱湯や漂白剤を使用して消毒・殺菌する。

 

5月の食育「手洗い上手にできるかな?」&行事食「あくまき」

風薫る5月、さわやかな季節になりました。

子どもたちは新し環境にも慣れてきて、元気に園生活を送っています。

給食室でも、「今日のごはんはなぁに?」と声をかけてくれる子供も増えてきました。

 

さて、給食室では旬の食材を大切にしています。また、よりおいしい給食を作るため、それらを積極的に使用しています。

特に野菜や果物、魚介類は旬のものほど味がよく、その時期に人間が必要な栄養素をたっぷり含んでいます。

ぜひご家庭でもこれらの食材を使って美味しいご飯を楽しんでください。

 

今月の食育「手洗い上手にできるかな?」

まずは、手洗いに自信のある子どもにみんなの前で手洗いを披露してもらいます。

その後、手洗いの正しい方法を絵を使いながら確認し、実際に手を洗ってもらいます。

 

 

 

 

今月の行事食「あくまき」

あくまき・・・鹿児島の「ちまき」。
「ちまき」は、中国から伝わってきたのですが、中国では古くから「ちまき」が厄払いや邪気払いの力があるとされていたようです。
そのため、こどもの日に「ちまき」を食べることは無病息災を願い、子どもの成長の無事を祈る意味があります。

園では7日月曜日の3時のおやつに提供します。

4月の食育「いただきます、ごちそうさま!!」&行事食「甘茶」

ご入園、ご進級おめでとうございます!

 

柔らかな春の陽ざしに心和む季節になりました。

期待膨らむ新年度の始まりに際し、心新たに旬を感じさせる美味しい給食作りを目指します。

食は心の糧でもあります。

早く園生活に慣れ、お友達との食事が待ち遠しくなったり、楽しい時間になるように願っております。

 

今月の食育「いただきます、ごちそうさま!!」

『食事の前後のあいさつはなぜするのか?』

 

子どもたちと一緒に考え、マナーや命の尊さ、感謝の気持ちを育みます。

 

 

今月の行事食「甘茶」

4月8日はお釈迦様のお誕生日で、天の竜王が産湯代わりに「甘露の雨」と「花びら」を降らせたという言い伝えがあります。

お寺では『花祭り』と呼ばれるお祝い事を開き、周りを花で飾ったお釈迦様の像に甘茶をかけてお祝いします。

参拝者は、この甘茶を飲むことで息災延命を祈願します。

当園では、4月9日に提供します。

 

3月の食育「お箸マスターになろう!!」

3月は、ひな祭りや卒園式など一年の中でもイベントが多い時期です。

野菜が苦手だった子どもたちも、おひさまガーデンで育てた野菜を食べたりすることで

卒園のときには食べられるものが増えていて給食室のメンバーはとても嬉しいです。

残り少ないですが、沢山食べて元気に「卒園」「進級」しましょう!!

 

今月の食育「お箸マスターになろう!!」

お箸の持ち方を楽しく学んでお兄ちゃん、お姉ちゃんになろう。

目指せ!お箸マスター!!

 

 

 

 

~はじめての箸選び~

 

色や柄など、さまざまな種類がある箸。

ポイントを踏まえながら、子ども一緒に選んでも楽しいです。

お気に入りが見つかったら、大人がお手本となって使い方を示しましょう。

 

  1. 素材・・・木製か竹製
  2. 形・・・・四角か六角で滑り止めのついているもの
  3. 長さ・・・子供の手を広げて、手首~中指の先の長さ+3cm

2月の行事食「福茶」&「ショコラショー」

暦の上では春が近づいていますが、まだまだ寒いこの頃です。

2月には節分がありますが、節分には、季節を分けるという意味があります。

季節の変わり目には体調を崩しやすいので、気を付けるという意味もあります。

毎日の食事では栄養のあるものを食べ、免疫力を上げて寒さを乗り切りましょう。

 

今月の行事食「福茶」

2月3日は「節分の日」です。

豆まきをする以外にも昆布(よろこぶ)、梅(松竹梅)、福豆3粒(まめまめしく働ける)を湯呑に入れて、湯またはお茶を注いだ『福茶』を飲むといいとされています。

当園では2月3日に出す予定です。

 

今月の行事食「ショコラショー」

2月14日はバレンタインデーです。

園で出ているココアにちょっぴりチョコレートを足してちょっと贅沢なホットチョコレートとして、2月14日に幼児さんに給食室からのバレンタインチョコとして提供します。

 

五大栄養素のはたらき~プラス三色食品群!

 

五大栄養素はバランス良くとることが大切です。

 

  • たんぱく質・・・身体を作る
  • 脂質・・・効率の良いエネルギー源となる
  • 炭水化物・・・すぐにエネルギー源となる、脳への唯一のエネルギー源
  • ビタミン・・・身体の調子を整える
  • ミネラル・・・骨や歯などを作る

1月の食育「七草について知ろう」&行事食「七草雑炊」

あけましておめでとうございます。

今年も元気いっぱいの子どもたちに負けないよう、美味しい食事を心を込めて作っていきたいと思います。

さて、1月は寒さも厳しく、体調も崩しやすい月です。

年末年始で乱れた生活リズムを少しずつ整えるためにも、朝ご飯をしっかり食べて、1日を元気に過ごせるようにしていきましょう。

 

今月の食育「七草について知ろう」

どうして七草を食べるようになったかを教え、七草の写真(実物が手に入れば実物)を子どもたちに見せます。

 

 

今月の行事食「七草雑炊」

当園では5日に七草雑炊として出します。

ご家庭でも機会がありましたら、七草がゆに挑戦してみてください!

 

~春の七草~

 

七草がゆは、さまざまな説がありますが、お正月にごちそう三昧だった胃腸をいたわり、不足した緑黄色野菜を補う、という意味があります。本来は、朝ご飯に七草がゆを食べるもの。七草がゆに入れる春の七草とは、「せり」「なずな」「ごぎょう」「はこべら」「ほとけのざ」「すずな」「すずしろ」です。最近はスーパーマーケットなどで便利な七草セットが売られていますので、気軽に試してみましょう。

 

12月の食育「美味しく給食を食べるために」

寒さが一段と強まり、風邪がはやる季節になりました。

手洗い・うがいでの予防も大切ですが、基本は栄養バランスの良い食事です。

12月は、食生活や生活のリズムも乱れやすくなります。

普段の食事に気を配りながら、風邪に負けない身体づくりをして、早めの予防・回復で年末を乗り切りましょう。

 

今月の食育「美味しく給食を食べるために」

給食を美味しく食べるための環境づくりについて、子どもたちと一緒に考えます。

 

 

~食事で免疫力・体力アップ~

 

冬はインフルエンザなどの感染症が流行する季節。まずは体をあたためる料理で体温を上げましょう。

 

免疫力アップ

ビタミン、ミネラルの多い食材・・・緑黄色野菜や果物

 

体力アップ

発酵食品・・・納豆、味噌、ヨーグルトなど

11月の食育「和食について」&行事食「和食」

秋の深まりとともに、野山が赤や黄色に彩られる季節になりました。

日中は過ごしやすい気温ですが、朝晩は冷え込みますので風邪の予防にも気を付けましょう。

ご家庭でも、食事のバランスに気を付け、旬を迎えるビタミンの豊富な果物などを積極的に摂取し、体の抵抗力を上げて寒くなる季節に備えたいものです。

 

今月の食育「和食について」

11月24日は『和食の日』です。

煮干し、昆布、かつお節の3つのだしを試飲しよう!!

 

 

今月の行事食「和食」

11月24日(いいにほんしょくの日)は『和食の日』です。

 

日本人の伝統的な食文化について見直し、和食文化の保護・継承の大切さについて考える日

 

日本は海・山・里と豊かな自然に恵まれ、多様で新鮮な旬の食材と、うまみに富んだ発酵食品、米飯を中心とした栄養バランスに優れた食事構成をもつ、「和食」の文化があります。

「和食」は食事の場における「自然の美しさ」の表現、食事と年中行事・人生儀礼との密接な結びつきなどといった特徴を持つ、世界に誇るべき食文化です。

 

日本の秋は「実り」の季節であり、「自然」に感謝し、来年の五穀豊穣を祈る祭りなどの行事が、全国各地で盛んに行われる季節でもあります。

日本の食文化にとって大変重要な時期である秋の日に、毎年、一人ひとりが「和食」文化について認識を深め、和食文化の大切さを再認識するきっかけの日となっていくよう願いをこめて、11月24日が“いい日本食”「和食」 の日として制定されました。

 

当園では、昆布だしをベースに煮干しかつお節シイタケなどの合わせだしを使っています。

24日はもちろん和食を提供します!!

下のほうに忙しい時でも簡単にだしが取れる水出汁のレシピを載せてますので、顆粒出汁を使ってるご家庭でも、自分で引く出汁生活を始められてはいかがでしょうか。

 

知っていますか??だしに関する豆知識!!

 

  • 昆布だしの『グルタミン酸』と肉や魚などの『イノシン酸』、シイタケの『グアニル酸』を合わせるとうま味が7倍に!!
  • だしの美味しさである『うま味 』を発見したのは日本人の池田菊苗博士!!
  • 英語でも『うま味』は『UMAMI』と表記されている!!
レシピご紹介

~水に入れるだけ!!簡単水出汁~

 

【材料】

・水 1600ml ・かつお節 15g ・煮干し 5g ・だし昆布 10g

 

【作り方】
かつお節、煮干しはだしパックに入れる。1日置いたら取り出す。

 

10月の食育「旬の食材を知ろう!」 &行事食「かぼちゃのパンケーキ」

実りの秋、食欲の秋です。一年中で一番食べ物の美味しい季節です。

子供の頃から食べ物の旬を知り、旬の恵みを味わうことは、豊かな感性や味覚形成にとても重要なことです。

子どもたちも旬の美味しい時期の食材を食べれば苦手なものでもおいしさを発見できるかもしれません。

毎日の食卓に旬の食材を取り入れ、豊かな食生活を楽しみたいですね。

 

今月の食育「旬の食材を知ろう!」

8、9月に作った折り紙のお野菜を使って、春・夏・秋・冬・の旬の食材分けをします。

 

 

今月の行事食「かぼちゃのパンケーキ」

ハロウィンにちなんで、かぼちゃのパンケーキです。
園では、31日の3時のおやつに提供します。

 

9月の食育「折り紙で果物を作ろう!」 &行事食「おはぎ」

日中はまだまだ暑い日が続いていますが、少しだけ朝晩涼しくなってきたようなそんな気がします。

秋の訪れを感じつつも残暑は厳しく、熱中症もまだまだ油断できません。

 

10月には運動会があり、それに向けての練習が始まってくると食欲が落ちたり、疲れが出やすくなったりするかと思いますので、睡眠時間はしっかりと確保させましょう!

食事には、【酸っぱいもの(梅干し・レモン・酢等)】を取り入れると疲労回復に効果的ですよ!

ぜひ、お試しください!

 

給食についてですが、当園で使っている白米には、『新玄』というビタミンが強化されたお米が入っており、精米の段階で失われるビタミンを補ってくれる働きをしてくれます。

お肉等は、ご家庭で食べる量より少ないかもしれませんが規定量になっていますのでご了承ください。

 

誕生会の際に保護者の皆さまに記入していただいているアンケートに「家では食べないものを園では食べてくれる」という文章をよく目にしますが不思議ですね~!

その反対もあるかもしれませんが、好きなものばかりでなく、色々なものを食べさせることが苦手なものを無くす手段だと思います。

 

ご家庭では子どもが喜ぶものばかりを作りがちになりますが、様々な食材を食べさせていただけると子どもたちの食欲も増してくるような、、、そんな気がします!

園では、お誕生会の際に子どもたちが喜びそうなメニューに加え、苦手かもしれないけれど、栄養たっぷりの旬の食材が入ったメニューを取り入れるようにしています!

その食体験が子どもたちの成長の糧になればと、給食室の職員一同常に考えております!!

 

今月の食育「折り紙で果物を作ろう!」

お野菜の次は果物を折ってみましょう!8月はさくら組さん、9月はゆり組さんを対象にしています。

10月にはすみれ組さんも加わり、子どもたちと作った折り紙で食育を行います。

 

 

今月の行事食「おはぎ」

秋のお彼岸に食べるのが「おはぎ」、春のお彼岸に食べるのが「ぼたもち」です。

その季節に咲く花に由来した名前になっているようです。

あんこにも違いがあり、おはぎは粒あんで作られます。

小豆の赤い色には魔除けの効果があるとされ、ご先祖様にお供えして邪気ばらいを祈っていたと言われています。

園では、8日と29日に3時のおやつで提供します。

 

「麦飯カレーの日」

9月15日、当園にて『麦飯カレーの日』として、麦飯カレーを提供しました。

これは、宮崎市高岡町の偉人で『ビタミンの父』と言われる『高木兼寛(たかきかねひろ)』の功績を学ぼうと市内の保育園、小中学校で、高木兼寛が誕生した9月15日に(もしくは9月15日の週の中の1日)実施されました。

 

高木兼寛は、食事の改善によって『脚気』の予防に初めて成功した人物で、海軍軍医だった当時、カレー味のシチューに炒めた小麦粉でとろみをつけ、麦ごはんにかけた食事を提供することにより、難病とされていた『脚気』を予防することに成功しました。後に『脚気』の予防には、麦に多く含まれる『ビタミンB1』という栄養素が関係したことが発見されています。また、この食事が『カレーライス』の始まりだと言われています。

 

現在、『脚気』は少なくなっていますが、偏った食生活をしている若い人達の中に『脚気』または『脚気予備軍』の人たちが存在していることも事実です。『脚気』以外にも『ビタミンB1』が不足すると、身体がだるい、疲れやすいなどの症状も出ます。

 

『ビタミンB1』は、胚芽精米、玄米、豚肉、うなぎ、大豆、えんどう豆などに多く含まれているので、ご家庭でも、今回実施した『麦飯カレー』や『お味噌汁』、『納豆』などを食事に取り入れていただくと子どもたちの健康にも役立ってくれそうです。

 

※脚気とは・・・ビタミンB1が不足して起こる病気で、全身の倦怠感、食欲不振、足のむくみやしびれなどの症状があらわれる。当時は脚気で命を落とすこともあった。


高木兼寛(たかきかねひろ)

医学博士 海軍軍医総監

1849年(嘉永2年)9月15日(旧暦)に高岡町穆佐に生まれる。

1920年(大正9年)4月13日没。

 

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